頼まれおねえちゃん
「おねえさん、妹のことが好きなんです。協力してください。」
年下の後輩からいきなり言われた言葉。
わたしの妹はめっちゃもてる。
完全無料の出会い系サイトでも色んな人から声をかけられるのをいつも見てきた。
わたしが一緒に歩いているとナンパ男は無難なわたしの方に声をかけてくる。
そして妹の方をちらちら見ながら、「お茶でも」って言うんだ。
もう慣れたけど、それなりにわたしも傷ついてきた。
そして今日もまた、妹信者に頼まれている。
「あのね、今、妹だれとも付き合う気がないの。」
「そこをなんとか!!」
はあ、今回の男はしつこそうだ。
「無理無理。ほんと無理。」
「頼みますよ。先輩一回会わせてください。それだけでいいんで」
そう言って土下座。
うざいなあ。
「わかったわよ。でも会わせるだけだから。」
そう言って妹に電話した。
「いいの?ありがとね。じゃあ家にいてね。」
あーこいつを家に連れてくのか嫌だなあ。
「いいんだって。一度だけだよ。」
そう言って一緒に連れて帰った。
その後珍しく、そいつと楽しく話をしていた妹。
もしかしたら、ポイント無しの出会い系サイトでの発展もあるかもね。
でも・・・妹はアニメが大好きで
今は3次元に夢中だけど・・・あいつは知らないんだろうな。